もうどれぐらい走っただろう
息も絶え絶え、足もふらつく
まともに走れてるのかすら定かでない
でも逃げなきゃ
ちらちら、ちらちらと頭の中にはずっと赤と黒が揺らめいている
ああ、そういえば今夜の月も血のように紅い
私は月に見られてるのを思い出して立ち止まった
どくどく、はあはあ
暗い森の中、聴こえるのは自分が出す、生きている音だけ
「俺から逃げられると思ったのか」
振り向けば私を見つめる赤い瞳
血のように紅い瞳
きっと私は何度でも、この瞳に囚われる
虜囚
私めのこのブログ(以前の作品置き場:日常と妄想)を、ご自身のホームページのリンクに加えて下さってる女神さま、瑠璃さん。
瑠璃さんのTwitterで上げて貰った素敵イラスト、お言葉から出来た今作。
いつもきゅんきゅんする素敵な萌えをありがとうございます!
そして新参者の私にも優しくしてくださって、まさしく女神さま、感謝しています。
殴り書き、短いですが瑠璃さんに捧げます(受取拒否はできかねます笑)。
20140703